貴方がいたから Part9 (ページ11)

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俺たちが寝れたから数時間後、泣いている音がして起きたらやっぱり泣いてる。ママになると子供の音が分かるって言うけどやっぱりそうなんだなって。

わた『大丈夫だよ。ここちゃん。ここちゃんはママとパパの大事な大切な娘だからね。ずっと一緒。1人になるの怖くなっちゃったね。パパが背中とんとんしてくれてるからね。大丈夫だよ。ギュッしてるのママだからね。パパもちゃんといるからね。』

太輔も起きたみたい

たい『大丈夫。ここちゃん。ここちゃんだけがパパとママの娘だからね。パパが後ろにいるからね。ママがずっとギュッしてるからね。パパは後ろからギュッしてるからね。誰もここちゃんのこと1人にしないよ』

ここ『うわぁぁぁん泣。ここのこと、パパもママも要らないっていったぁ泣。だったらここ、もう、死ぬ…もういやぁ泣。苦しいのも辛いのもいやぁ泣』

たい『ここちゃんのこと、パパもママもいるんだよ。苦しいの嫌だもんね。辛いのも嫌だもんね。パパと一緒に息吸ったり吐いたりするよ。真似してね？』

ここちゃんの心の声。限界きてるのは知ってるしこうなるのも知ってるからできることをしていかないと。過呼吸になりつつあるここちゃんの息を落ち着かせるのが最初。

わた『大丈夫。パパの真似してごらん？そうそう、ゆっくり吸ってーはいてー。そうそういい子だね！』

ここ『…ここ…辛い…寂しい…苦しい…パパ…も…ママ…も居ないのいやぁー泣』

たい『大丈夫、大丈夫だよ。パパもママもずっと一緒。パパと一緒に息吸ったり吐いたりしてね。大丈夫。パパの音だけ聞いててね？』

わた『大丈夫。パパもママもずっと一緒だからね。そうそうパパの音だけ安心して聞いてて。ママは後ろにいるからね。安心してていいんだよ。』

太輔の音に安心して聞いててもらいたい。こういう時はパパの方がいいのも知ってるからね！大丈夫だからね！

ここ『…パパ…ママ…ずっとぉいっしょ？離れない？』

たい『離れないよ』

わた『離れないよ』

言葉にしないとここちゃんには伝わらないから伝えなきゃ

たい/わた『離れない』

ここ『わかったぁ。パパ…ママ…ギュッして？』

たい/わた『いいよ。』

3人でぎゅってする。ここちゃんが落ち着くならいくらでもする。

ここ『パパ…ママ…あんがと。大丈夫…。ねぇ。ちょっとわがまま…言っていい？』

たい『いいよ』

わた『いいよ？なに？』

ここ『パパとママにも愛沙って呼んで欲しい…』

家族だから名前がいいのダメかな？