Ｓmile〜大丈夫 いつも俺たちがいるから〜

ビッグニュース　　宏光ｓｉｄｅ ページ3

いつもみたいに部屋にこもって作詞をしていたある日

外から聞きなれた声が俺をよんだ

藤「北山―！」

藤ヶ谷だ。この声の高さは。うん

窓を開けて俺も応答する
北「なんだよー！作詞してるときは呼ぶなっていったろ！？」
藤「悪い！ビッグニュース‼」
北「なんだよ？」
藤「いまからお前の部屋いく‼」

俺が止める暇もなくあいつは駆け出した

――――――
ー宏光の部屋in宏光＆太輔ー

北「んで？なにビッグニュースって」
藤「転校生くるんだってよ‼女の子」
俺は興味がないから右から左に流していた

藤「んでさーその子がー・・・おい、北山。北山‼」
北「あ？何？」
藤「話きいてないだろお前」
北「聞いてるよ
転校生くるんだろ？俺たちのクラスに」
藤「うん。そのこ、ニカが言うには人のこと信じられないらしいんだよ」
北「へえー
前の俺みたいだな」
藤「お前の場合は信じる以前に人のこと『お前』呼ばわりしてただろ

まあ、そういう子が来るらしいんだよ
ウチのクラスに」

藤ヶ谷から聞いた話をまとめると
・うちのクラスに転校生が来る
・その子は人のことが信じられない
・かつての俺みたいな女の子

らしい

俺も今じゃこうやって仲間つくってバカみたいに笑ってるけど

それは４年前の俺じゃ想像できなかった


そんな俺が変われたのも、キスマイのメンバーがいてくれたおかげだと思う

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