私、冷たい幼なじみと同居します!! T.F

step＊2 太輔との距離 ページ28

____キーンコーン。

それからHRが終わり、教室に一時間目の始まりを知ら
せるチャイムが鳴り響く。






「はい、いきなりだが、この時間は自習になった。久々に
席替えするからぐじを引いて各自移動して自習な」





数学担当の先生が息を切らせて入ってきたと思ったら、

くじが入ってると思われる箱を教卓に置いてそう言った。


みんなは大喜び。









やったー！ ……数学は好きだけど、席替えしたかった
から、うれしい。








私、今かなり前の方の席だから、次はうしろの方がい
いなぁ……。








担任の先生が教室を出ていったと同時に、みんな教卓の
前に群がる。






美「A、私たちもくじひきにいこー」


美海ちゃんが私に言う。

「うん！」









そして、教卓にあるくじの入った箱に近づこうとするけ
ど……。





美「なかなか近づけないね……」

「そうだね……」








美海ちゃんがため息混じりに言った。



はぁ……仕方ないか。




そして結局……。







「最後の二つになっちゃたね〜……」





みんながくじを引き終えるのを待っていたら、最後に
なってしまった。









「でも、残り物には福があるっていうし？ きっといい席
になれるよ！」

私はそう言ってくじを引いた。

はっぴーばーすでぇい みっくん！→←遅くなりました…泣

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