最初で最後の昼のキミ-3 ページ1
二階堂「あのさ…」
A「なに?」
二階堂「いや…いい」
俺、なに言おうとしたんだろ…。
何も言えるわけないのにな。
そのまま沈黙が続いて、結局、観覧車を降りると二人で駅に向かって歩き出す。
その沈黙を破るようにAが話し出す。
A「今日はありがとう…また会ってくれるよね?」
二階堂「…」
A「ニカ?」
二階堂「夜…」
A「え?」
二階堂「夜なら…会ってもいい」
A「あの街で…だけ?」
二階堂「そう…昼は…もう、会わない」
昼間のAはまぶしくて、
これ以上は見てるのがツライと思った。
こんな気持ちは初めてで、
夜なら俺を封印するのに慣れてるから
大丈夫だと思った。
A「…わかった。また連絡するね?今日はありがとう」
意外にも素直にAはそう言って、笑いながら手を振って歩きだした。
その姿をぼっーと見送る。
大通りを渡ってロータリーのほうへと行くA。
駅とは反対方向で、なんでだって思った瞬間答えが分かった。
Aの前に一台の高級車が停まった。
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hugstar - いつも楽しみにしています!体調大丈夫ですか?無理なさらないでくださいね!お大事になさってください。 (2019年8月24日 14時) (レス) id: 9bba6d78f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵井あい | 作成日時:2019年7月31日 21時