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感情-2 ページ8

『けど…俺にはほかに出来そうなこと…
なんもなかったし…』

構われて嬉しそうな子犬はひろの頬を舐めた。


『ただ…俺にしてくれたみたいに、
Aのこと幸せにしたいって…
そう思っただけなんだけど…
お前のほうがよっぽど幸せにしてるよな…』


………何をばかな事を言ってるのか…と思う。

そんなこと始めから期待なんてしていない。

ただ自分がそうしようと思って拾っただけ、

あの子犬と同じように。


でも……どこか違う気持ちで……


何せ、初めて見たときには

人間だと思っていたのだ。

そして、アンドロイドだと知った今も。

その事に対する、不信感や嫌悪感は

不思議なほど…ない。

感情-3→←感情-1



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作者名:葵井あい | 作成日時:2019年4月22日 17時

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