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影からの使者-2 ページ42
相変わらずの定期検診の帰り道、
そろそろ寒くなってコートのポケットに手を突っ込んで、
いつものブックストアの前に差し掛かった時だった。
ふいに後ろから、左腕を掴まれる。
その拍子に、ポケットから手が抜け落ちた。
玉森「えっ！？」
振り返るとそこには制服姿の女の子。
凛とした表情で、それでいてどこかクールな印象のその子は
俺の腕を強く掴んだまま、じっとこちらを見つめる。
玉森「あ、あの…」
見覚えのないその子に戸惑う俺の声が空に舞う。
情けない声が彼女にも聞こえたのだろう、
さらに腕を掴む力が強くなる。
続く (更新停止中)
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作者名：葵井あい | 作成日時：2019年4月17日 0時
