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知りたい知りたくない-3 ページ28
時折、風や人の流れに乗って聞こえてくる
途切れ途切れの2人の会話。
A「…に……ごめんなさい」
男「…だろ……俺だったから…………」
なんだか男にAちゃんが謝ってるように聞こえる。
その時、男がAちゃんの頭に手を乗せた。
あたかもそれがまるで当たり前の事のように、
ぽんぽんと二度軽く触れた後、
少し乱暴に髪をわしゃっと掴んで揺らす。
ほんの少し肩をすくめて笑う彼女。
その瞬間、周りの景色がモノクロの世界に変わった気がした。
俺、Aちゃんの事、なんにも知らないんだな。
知ってるのは風磨が見せてくれる幻影の姿だけ…。
知りたい…知りたくない…
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作者名:葵井あい | 作成日時:2019年4月17日 0時