想い ページ45
『好きに違いなんかねぇよ』
こんな状況だというのに、
やけに真っ直ぐなまなざしを注がれて。
次の言葉が出て来なくなる。
「ひ、ろ…」
『同じだよ、どの好きも』
ひろの両肩に
力いっぱい押し当てていたはずの、
自分の両手が、ゆっくりと折りたたまれる。
やんわりと、息がかかるほどに急に
狭まった距離に焦り、
なんとか思いとどまらせようと、
彼の名前を呼ぶ。
「ひろっっ」
ひろは、静かに見つめると、
肩先に顔を埋めてきた。
それは、とても柔らかくて温かくて
人のそれとしか思えないもので…
何かを囁いているようだったけれど、
心臓の音が、ばくばくと煩くて
聞き取れない。
『………ずっと好きだったの、知らねぇだろ』
「！？」
問い返そうとした時には、
もうその唇はひろの唇に塞がれていた……
とても、優しくて
まるで生身の人間とたがわない
温かさだった。
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葵井あい(プロフ) - ソフィアさん» 私のような弱小作者は本当に1票が大きく響いてしまいまして…御心遣い大変感謝します。本当に嬉しいです。有難うございます( ;∀;)今後とも、宜しくお願い致します。いつでも、コメントでも下さいね。 (2019年3月31日 0時) (
レス) id: 50b57f5c69 (このIDを非表示/違反報告)
葵井あい(プロフ) - ソフィアさん» ありがとうございます。すこしずつの更新になりますがお付き合いくださいますと幸いです。 (2019年3月31日 0時) (レス) id: 50b57f5c69 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - アップしていきなりの低評価もあったようですが、スター作者さんには多かれ少なかれあることのようですので、心を強く持ってお話を紡いで下さい。読者はいますよっ！ (2019年3月30日 20時) (レス) id: a0e87032e5 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 初めまして、ソフィアと申します。このお話を見つけて、バーっと読んできました。設定も、お話も面白いですし、これからの展開もとても楽しみです！ (2019年3月30日 20時) (レス) id: a0e87032e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵井あい | 作成日時：2019年2月27日 3時
