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一日のほとんどを一緒に過ごしているふたりが


仲良くなるのは必然だった。


ましてや、戦争のさなか、敵国で巡り合った


同胞。


必然や当然以上の速さで親しくなっていった。


時々Aは自分の立場を忘れてしまいそうになるほど


楽しく過ごしていた。



初めて手を握ったのは、空襲から逃げる時。


自国の爆撃機の攻撃にあったのだ。


宏光はAの手を取って走った。


Aを包み込むようにビルの陰に身を潜めた。


爆撃機が去ったあともしばらく動けなかった。



震えるAに宏光は優しくキスをした。



そして静かに話始めた…

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作者名:葵井あい | 作成日時:2019年1月10日 7時

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