【ブルーロック】凪くんと秘密の多い彼女【凪誠士郎】 (ページ50)

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気まぐれな猫ページ50

お昼の屋上で給水タンク脇に肩を並べ座る二人。

私は『ちょっと見せて』と誠士郎の頭を引き寄せ傷がないかを確認する。

髪を掻き分けて頭皮を見ても…うん、何とも無さそうだ。

「消しゴム程度じゃ怪我しないよ？…ってか待って、この体制はマズイでしょ。」

引き寄せられた凪の目の前には彼女の胸が。

このまま顔を埋めるのも悪くないが……そんな事をしたら怒られそう。
じーっとそこを見ていれば肩を掴み引き離されてしまった。

『ムッツリすけべ。』

「すげぇパワーワード。うぇ…。」

ボォンと誠士郎の頭にボールが当たった。

投げた主を見れば……まただ。

「おーい凪、サッカーやろうぜ！」

「…えーもーしつこいなあ…。」

「あの時のスマホトラップでビビッと来て確信した！お前にはサッカーの才能がある！お前は俺と世界一にならなきゃいけないそーゆー運命だ！俺に見つかったコトを誇りに思うのだ！」

「…漫画の読み過ぎでしょ。」

「うるせぇいこう！」

『御影くんてサッカー部じゃないでしょ？』

「そうだそうだー。」

「……おーん？そんなもんとっくに話はつけてる！」