【ブルーロック】凪くんと秘密の多い彼女【凪誠士郎】 (ページ13)

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夢のスローライフページ13

後日。

返却されたテストを凪くんが見せてくれた。

社会 97点。

『学年トップ…。』

「らしいね。」

興味なさげにそう言うが勉強してない人がとれる点数じゃない。

実は家で勉強してたとか？いや…凪くんは家でもゲームや漫画、動画を見てると言ってたし。

「俺はいつも通りに過ごしてたから。」

ですよね。

「何もしないでこんな成績良いなら将来困らないかもね？」

「就職も？」

『就職は…どうだろう。将来の夢あったりするの？』

「良い会社に入って早期リタイア。その後はゲームをしてダラダラ生きる、夢のスローライフよ。」

頭の良い人は考えてる事も凡人とは違い計り知れない。

同時に凪くんが白宝に入学した理由も理解できた。

『その踏み台に白宝を選んだって事ね。』

「ビンゴ。」

『良い学校に行けば、良い会社に就職できる。』

「うんうん。」

世の中そんな上手くいくかな。

頭が良くても人とコミュニケーションを取れないと社会に出ても上手くいかない。実際よく聞く話だ。

頭の良さ◎

人とのコミュニケーション能力は……

『皆無だ。』

「何が？」

『んー、なんでもないよ。』

高校生活はまだ始まったばかり。

あと2年あればコミュ力だって上がるかもしれないしね。