【ジョジョ】最高の素材 (ページ10)

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恋バナページ10

Aside

お母さんをホテルへ送った後家に帰り絵の続きをする

筆の後ろを顎に当て絵を見つめる

『やっぱ露伴先生って綺麗…』

まつげ長いし鼻も高い､モデルさんみたい

『露伴先生って…彼女いるのかな』

いたら美人な人なんだろうな…

時計の針の音しか聞こえないこの部屋で1人そう呟くA

何故だろう

露伴先生の彼女を想像すると胸が苦しくなるのは

。

。

翌日───

康一side

康一とAは当番で放課後掃除をしていた

『康一くん､こっち掃除しておいたよ！』
康「うん！ありがとう」

外では由花子が待っているがAと康一が一緒の掃除当番なのは由花子公認なので2人とも安心して掃除している

康一はこのタイミングでAの好きなタイプやら聞き出し露伴に伝えたい思いがあった

露伴本人から「もうAの記憶を勝手に見たくない」
と聞いていたからだ

誰彼構わず本にする露伴からそんな旨を聞いた時康一は酷く驚いただろう

康「Aさんって前の学校で彼氏いたりした？」
『えっ』

Aの手が止まる

康「いやっあの急にごめん
僕由花子さんとお付き合いしててもしAさんに彼氏いたりしたら仲良くなる秘訣とかさ〜…」

Aは数秒黙ると喋りだした

『…私彼氏とかいたことないから答えれないかも
期待に添えれなくてごめんなさい』

それはそうだ。前の学校でいじめに合っていたAには彼氏どころか友達すらいなかったのだから

康一はこの流れで恋愛の話に持ち込んだ

康「そっか､ごめんね
なら好きな人とかいるの？僕そういうの気になるなー…なんて」

『ん〜今はいないよ前もいなかったけど
お母さんからは早く彼氏見つけなさいってしょっちゅう言われてるんだけどね』

康「ならタイプの人とかは？」
『タイプ…好みの男性とか私よく分かんないけど

さり気ない優しさ持ってる人…かな？』

Aは頬をかき顔を赤らめた

康「なら露伴先生とか！」

マズイ！不自然に露伴先生の名前を出しちゃった！

あぁやっちゃった…バレたらどうしよう

絶望している康一を他所にAは驚き頬をピンクにしながら視線を落とす

『……カッコイイよね露伴先生』

康「えっ？」

思わず間抜けな声がでる

今露伴先生のことをカッコイイって言った？

お世辞？いやそれは無さそう

掃除しなきゃ！と汗をかきながら離れていくAに康一は一筋の期待に胸を踊らせた