【ジョジョ】最高の素材 (ページ11)

今日:5 hit、昨日:37 hit、合計:13,277 hit

その頃ページ11

その頃､露伴は…

露伴side──

泉「なんですかいきなり呼び出して､
もしかして本当に1人で決めたんですか？」

オレンジティーを飲む泉くんに声を捻りあげて言う

「……描くことにした」
泉「え？」

「…恋愛漫画を描くことにしたんだよ…ちょっとある出来事があってね」

泉くんは目をまん丸にしてオレンジティーを1口飲むと

「エェ────ッ？！！」と叫んだ

「うるさいなぁ､叫ぶなよ」
泉「なッ何があったんですかッ？！本当に露伴先生ですか？？！」

「あぁそうだよ僕さあれだけ恋愛漫画はかかないと言っていた僕さ

気が変わった。もう描き始めてるんだ
もう少しで出来るよ」

泉「本当に何があったんですか？露伴先生が恋愛漫画を描く気にな…」

泉くんは言葉を失った

泉「まさか露伴先生…」
「君､まて続きを言うなよ決してそんなことは」

泉「恋したんですかァ？！」
エェー！と小声で口元を抑える泉くん

めんどくさいことになったぞ…

泉「どこの誰ですか？？まさか編集者の人？！」

顔をグッと近づけ最低限周りに聞こえないようにする

「君と恋バナすることになるなんてな…でもいずれバレることになるだろうから話してやる」

そして僕はAのこととマジで恋をしていることを泉くんに伝えた

泉「先生…女子高生に恋してるんですか？」
「あぁ君このことを絶ッッッ対ッ！！誰にも言うなよ！！言ったら君を社会的に地獄へ突き落としてやるからな！」
泉「言いませんよ！そんな怖いこと言わないで下さい！

で、そのAちゃんって子高校生ですよね？ならお年頃だし同級生の子とか気になる子いるんじゃあないですか？」
「泉くん君ねそういう気が滅入ること言うんじゃあないよ…僕だってそれくらい分かってるさ」

泉「それならあの子…仗助くん？でしたっけ？あの子結構ハンサムだしあるんじゃあな

露伴の"その言葉の続きを言うな"という形相で泉は喋るのをやめた

露伴は片方の頬に手を当てため息をついた

「正直､僕は叶わない恋をしていると思うよ

相手は高校生で僕は大人の漫画家

彼女は僕を男性としてではなく"安心できる大人"と思っている。その気持ちが揺らぐことはもうないだろう」

泉くんは黙って周りを見た

泉「…女子高生ならあれくらいの女の子ですよね」

そういい指さす方向を見て露伴は戸惑いを隠せない

その方向には露伴の家に向かうAの姿があった