声優オタクの声優さん ぱーと4

気まぐれ？ ページ42

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「ねぇーAちゃん」


「なぁに？」


「4月以降のスケジュールどんな感じになってる？」


「4月以降………。ちょっと待ってね」




何の前触れもなく突然そう尋ねてきた紀章さん。
マジで何の予想もつかないな……。




「秋頃に新曲出すつもりで動いてるのと、夏にワンマンやる予定だから4月5月はそっちメインで忙しいかなぁ。
イベントとかは今のところ入ってないし、アフレコもいつも通りって感じ」


「そっかそっか。夏にライブなら6月頃は比較的空いてる？」


「まぁ他の月に比べればって感じだけど……」


「ん、りょーかい」


「え、なんの質問だったの………？何考えてるの……？」


「まあまあ！ちょっとね！」


「えぇー………」




どれだけ質問しようと紀章さんはニコニコ笑って誤魔化すだけ。
一体何を企んでいるのやら皆目見当もつかない。

でもまあそのうち分かるでしょ、知らんけど。




「そういう紀章さんはどうなの？」


「聞かなくてもAちゃんなら把握してるでしょ 笑」


「そうだけど！！紀章さんの口から聞きたいじゃん？」


「なんでそんな可愛いこと言うかなぁ………」




「はぁ……」と溜息をついたかと思ったら私の後ろに回りこみ抱き締めてきた。
そのまま肩に頭をグリグリと押し付ける。

そしてその体勢のまま口を開いた。




「3月にFLOWと一緒に台湾でライブ。その後はDVDの撮影で大分行って、4月は新曲とか諸々のレコーディングがある。
んで5月にST☆RISHのファンミーティングと新潟凱旋とPV撮影かな。俺も6月頃までバタバタしてる」


「私より忙しいじゃん！！無理しないでね？」


「しないよ。疲れたらAちゃんが癒してくれるでしょ？」




「こーやってさ」と耳元でイイ声で囁く。
あまりにも突然だったから「ひっ…」と変な声が出てしまった。
紀章さんはそれに気を良くしたのかそのまま耳を甘噛みしてきた。


別に耳が弱いわけじゃないけど、大好きな人の大好きな声がすぐ傍で聞こえるんだからいやでも反応してしまうわけで。

いちいち反応してたら紀章さんの思うつぼなのだけれど、どうやっても反応してしまい紀章さんが満足するまで遊ばれてしまった。





☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆


このままだと進まないので、思い切ってすっ飛ばしていきます……！

恐らく一気に進みますのでお楽しみに！(？)




(お気に入り700人越え・評価200票ありがとうございます！)


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