声優オタクの声優さんぱーと3 (ページ2)

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サシ飲みページ2

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とある日。とある朝。
2人とも朝からお仕事の日。

揃って朝食を食べていた。

紀章さん曰く私の料理は今までで1番美味しいらしく、朝食は必ず私の手料理を食べて仕事に行く。

じゃないと気合いが入らないらしい。

そんな訳で一緒に住んではないから私も多めに作り置きをしなくちゃいけない。

大変だけれど料理は好きだし、何より美味しいと言って食べてくれるのは嬉しい。

だから私にとっては全く苦にならないのだ。

今日も紀章さんからの美味しいを聞いて満足していたところだ。

そんな折。

「あ、そうそう。今日の夜、森久保の祥ちゃんと飲みに行くからご飯要らない」

「はーい。あ、私も飲みに行くね」

「へー久々じゃん。ちなみに誰？かっきー？」

「んーん、良平」

「良平って木村良平？めっずらし！」

「美味しいとこ見つけたから一緒にどうかーって。
久々に飲みたいしってこの前誘われたの」

「ふーん。あんまり遅くならないようにね。
てっぺん越えそうだったら連絡して？迎えに行く」

「大丈夫だよー。もしもの時は良平に送ってもらうから」

「なら心配ないか」

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「かんぱーい！」

「かんぱーい。

にしてもAちゃんと飲むのほんと久々」

「ほんとねー。
最近なかなか現場被らないしね」

「あと紀章さんと付き合い始めてから飲み行かなくなったんでしょー？」

「んーまあね笑」

「幸せそうで何よりだけどさ笑」

良平が見つけたというお店でサシ飲み。

良平と2人で飲むのは約1年ぶりくらいで本当に久々。
そもそも誰かとお店に飲みに来たのもかなり久々なのだけれど。

あ、紀章さん別ね。

「あ、これ美味し！」

「でしょ？初めて飲んだ時さ、絶対Aちゃん好きだろうなーって思ったんだよ笑」

「いやこれほんと美味しい……」

「語彙力無くなってるよ笑」

めちゃめちゃ美味しいお酒を教えてもらった。
当然のように箸も進む。

これどこに売ってるかな……。

「これ私にしか教えてないの？」

「まだね。今度Trignalで来る予定にはなってるけど」

「Trignal……。あぁ、うぃんぐと江口か」

「Aちゃん大丈夫？ボケ？笑」

「いや違うわ！笑」

安定の弄りを受けながらも手は止まることなく。

気付けばお酒も5杯を越えていた。

「やっば、めっちゃ飲んでる。

ちょっと御手洗……」

「いってらー」

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