声優オタクの声優さん ぱーと3

交流 ページ19

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「お疲れ様でした！」


「お疲れ様ー！！」







ライブ終了後ツアーの時に飲みに行けなかった子たち基アミちゃん・タッちゃんと仲良しRGのミケちゃんと打ち上げに。

もちろん全部私の奢りである。








「いやー！今日も安定のかっこよさでしたね！」


「セトリやばかったですしね…。あー首が痛い」


「Aちゃんもめっちゃ暴れてましたよね？笑」


「あれは不可抗力だよ……」







みんなそれぞれガチ勢だから物凄いテンポで話が進んでいく。
というよりそのテンポじゃないと話したい事も話せなくて。









最初は順調にライブの話だったのに、どんどん逸れて気付けば私と紀章さんの熱愛報道の話へ……。



………頑張って逸らしてたのに。









「ぶっちゃけ付き合ってるんですか！？」


「……どっちだと思う？」


「あ、付き合ってますね！笑」


「カマかけたな！？」


「カマかけなくても見ててわかります！」


「確かにー！きーやんがデレデレしてるもんね！笑」


「うん、もう観念するよ…。お察しの通り付き合ってまーす。

あ、一応内緒ね」


「もちろん内緒にしますよー！」


「やっぱり分かってても本人の口から聞くと……こう……ね？笑」


「Aちゃんあんなに必死に隠してたのにあっさり言っちゃうんですね 笑」


「え、ミケちゃん知ってたの！？」


「知ってたよー？付き合い始めたってAちゃんから連絡きたもん」


「ずるーい！！！」








本当に個室でよかった。
こんな話テーブル席なんかで出来やしない。


これからは誰が一緒でも個室にしよう……。



心にそう誓ったのは言うまでもない。









「正直付き合ってるって聞いてどう思った？」


「えー？そりゃあ嬉しいですよー」


「お似合いですよ！ちょっと抜けてるきーやんとしっかりしてるAちゃん」


「そうなの……かなぁ？」


「そうですよー！きーやんと付き合ってくれないかなーって思ってたし！」


「きーやんに付いていけるのはAちゃんしかいないですよ、絶対」


「買いかぶりすぎでは……」








紀章さんのファンの子たちから叩かれてると思ってたけど、評価は真逆。


寧ろ大歓迎で、喜ばれていることが嬉しいやら恥ずかしいやら戸惑いやら。







この流れで「実は私まだ紀章さんのこと男性として好きじゃない」なんて絶対に言えないよね、うん。


言った時こそが命日な気がする、人として。







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