まさかの事態 ページ22
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「紀章お前大丈夫なん？笑」
「鈴くん面白がってるでしょ………」
「当たり前やん！こんなん普通じゃ絶対見られへんからな！」
「はぁ…………」
今絶賛俺の家で飲み会なんだけど、全く想像していなかった事態になって困惑している。
それは今も俺の左隣で起きていて。
「んふふふ〜。きしょーさんいい匂いする〜♪」
そう。泥酔したAちゃんが俺の左腕にしがみついて離れない。
おかしい。Aちゃんはかなりのザルだって聞いてたからここまで泥酔するとは思っていなかった。
そして不味い。主に俺の理性が。
そりゃあそうだ。全く話してこなかった子と最近漸く話すようになって。しかもそれが好きな女の子だったらさ。
だから今も理性と戦っている状況なんだけど。
それを見て面白がってる鈴くんとかっきー。
しもんぬと前野は同情した目をしていて。
その他は関わらないようにと少し離れたところで飲んでる。
サイガーは明日早いから帰ったけど。
「いやマジで見てないで助けろ」
「諦めてください紀章さん。
引き剥がそうとしたら威嚇されるんすよ 笑」
「かっきーだけやなくて俺にも威嚇してくるから、この場におるやつは皆無理やな 笑」
「…………マジかよ」
俺こんなに好かれてたっけ？
ここまでベッタリだとは…………
みんなに見捨てられて1人で悶々としていると左から腕を揉まれる。
…………はぁ。
「どうしたAちゃん」
「きしょーさんの腕ガッチリしてますね〜。
私これくらい筋肉ついてる腕大好きなんですよね〜！
夢はそんな腕で抱きしめられることなんです！」
なんで試すようなこと言うかなぁ………。
「抱きしめてください」って言ってるようなもんじゃん。
いくら泥酔してても断るだろうしなんて思って「じゃあ抱きしめてやろうか？」って聞いてみたら、「いいんですかぁ！？お願いしまーす！」ってキラキラした笑顔で言ってきた。
さすがに他のやつらも予想外だったようで全員びっくりした顔でこっちを見ていた。
一瞬の静寂。
「ん〜？きしょーさん抱きしめてくれないんですか？」
「え、あ、ごめんね」
とりあえず早く終わらせようと思って控えめに腕を広げると、嬉しそうに俺に跨って向かい合わせで座って抱き着いてきた。
そして肩口に顔を埋めると、30秒ほどですーすーと寝息が。
………………ちょっと待って。
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七巳流 - キーヤァーん (2022年7月13日 19時) (
レス) @page2 id: 366f1c99c5 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - おもしろ度の投票なんで一回だけなんだろう。毎回読む度に面白いんだけど(笑) (2019年9月18日 20時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - 朔さん» はじめまして！これからもっとニヤニヤする展開を考えてるのでもっとニヤニヤしてください！笑(？) (2019年9月15日 17時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 初めまして〜ニヤニヤしながら一気に読んじゃいました！これからの絡みが楽しみです。Twitterはニヤニヤしましたw更新楽しみにしてます！ (2019年9月7日 2時) (レス) id: d99f80bc4c (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - shinox2さん» Twitterは笑ってもらえるような展開にするよう心がけているので、そう言っていただけるとすごく嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2019年8月26日 16時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミックーリ | 作成日時：2019年7月23日 17時
