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story18 ページ19

岸side









平「あ、今日は岸くん1人?」

「おう。ちょっと話したい事あって」

平「じゃあこっちの席でもいい?」






そう言われ、案内されたカウンター席






平「何する?」

「…珈琲で」

平「なんでカッコつけてんの(笑)」

「つけてねぇよ!」






珈琲を作っているところを見ていると、紫耀が作りながら俺に声をかける






平「別に学校でも良かったのに」

「んーこっちの方がちゃんと話せるかなって」






上は黒いシャツに下は茶色のエプロン
いつもとは違う雰囲気の紫耀は男の俺でもカッコいいと思う

・・だからこそちゃんと言っとかないと






平「お待たせ〜」

「めっちゃ珈琲の匂いする」

平「当たり前じゃん。これ珈琲だもん」






少し砂糖とミルクを入れ、紫耀に話をするタイミングを探す






平「てか、岸くんが相談って珍しいね」

「そう?」

平「Aちゃんでしょ?」

「…まあ」






紫耀なら永瀬って奴の事もよく知ってるんじゃないか、あとは・・

紫耀がAの事をどう思っているのか







平「えっと岸くんは何が聞きたいの?」

「…永瀬の事かな。Aも気にしてたから」

平「廉も不器用なりに頑張ってるんだと思うよ」

「そっか」





先輩に告白するってすごい勇気いる事なのに、あいつは真っ直ぐにAに想いを伝えてて

1番チキンなの俺じゃん・・・





「紫耀はAの事どう思ってんの?」






これは俺が聞きたかった事






平「好きだよ。友達として」

「へ?友達?」

平「うん。話してて楽しいし」

「え、それはあれじゃなくて?」






思っていた返事と違うくてホッとしたけど、紫耀は自分の気持ちに封印してんのかなって思ってた






平「あ、もしかしてライバルだと思ってた?」

「うん。いや、紫耀のあの感じだったら普通にそう思うだろ」

平「岸くんからもよく話聞いてたし、友達の友達って友達になりたいじゃん」





Aは鈍感だから何も感じてないかもしれないけど、これ普通の女子だったら勘違いすんだろ

・・無意識って怖ぇな






「名前で呼んで欲しいとか言ってたのに?」

平「友達なのに名字ってなんか嫌じゃん!」

「…なるほど」






中学からずっと岸呼びに慣れてっからそんな事気にしたことも無かったわ









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作者名:chihiro | 作成日時:2019年9月18日 21時

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