偽りごっこ。___SB(M.A.G.I.C)

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阿部side









血の付いたナイフに









血の付いたカーペット









俺は愛する君を傷つけたんだ









騒ぎは大きくならずに




ただ、そのままその場に動けずにいて









阿部「俺っ…くそっ」









誰もいない室内に俺の声だけが響く









なんで









なんであの時宮近のことかばったんだよ







彼氏は…Aの彼氏は俺だろ？









邪魔者サークジョ。









なんて言葉が響く脳内に









prrr(((






携帯の着信音









着信___ 神宮寺









今の俺には出る気になれなかった









あの時のAの顔が何度も何度も









あの絶望したようなあの顔が









思い浮かぶんだ







ピタッと止まった音は









また繰り返される








prrrrr((((((









あーもう！









阿部「はい」







神宮寺「お前、自分のしたことわかってんの？」






阿部「は？」






神宮寺「Aのこと傷つけてんじゃねーよ」







阿部「なんで神宮寺がAって呼んでるわけ？」







神宮寺「あーぁ、残念。Aはもうお前のこと嫌いだってさ、可哀想に」








Aに限ってそんなこと…っ









阿部「そんなことっ((「あるんだよな、泣きながら言われたからビビるわ〜って思ったらお前が傷つけたんだもんな」




あれはっ宮近がっ」









神宮寺「お前さ、消えろよ」









え？









神宮寺「宮近がなんだか知らねーけど消えろよ」








阿部「なんっで…お前なんかに…」









神宮寺「Aは優しいから言えないの、わかる？低脳くん」









これ以上聞いていれなくて









電話を投げつける









バキッと鈍い音がして









二度とそこから音が聞こえなくなった









フラフラと外に出て









公衆電話から電話をかける









.









「はい、こちらジャニーズ事務所です」









.









.









阿部「阿部顕嵐です。









俺、ジャニーズやめます…」









_________
更新なかなかできずすいません(´･_･`)

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