偽りごっこ。___SB(M.A.G.I.C)

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貴方side









メッセージを送信すると









同時に叩かれる肩









あぁ、この匂い









神宮寺「おはよう、今日の放課後空いてる？」






『空いてない』






神宮寺「顕嵐？」






『うん』








神宮寺「ふーん…一時間目保健室ね」






『…わかった』









キーンコーンカーンコーン









一時間目を伝えるチャイムが鳴る









『すいません…少し体調が悪いので保健室行ってきてもいいですか？』








言われた通り保健室に向かう









「大丈夫？僕、連れいてこうか？」







『ううん、大丈夫、ありがとう』ニコ






「う、ううん…//いつでも頼ってね」









廊下に出ると









笑顔は真顔へと変化する









ガラッ









『失礼します』









神宮寺「お、きたきた」







『先生は？』





神宮寺「出張で今日は一日いない」





『ふーん』









ドサッ









という音と共に私の視界は神宮寺勇太とぼやけた天井







神宮寺「ほら、今日もキス……してよ？」









『今日は気分じゃない』








神宮寺「ふーん…いいの？」







『……わかった』









チュッ









と乾いたリップ音がなる









神宮寺「そんなんで足りるわけねーだろ」









なんて後頭部を抑えられて逃げられなくする









『んっ……ふぅ……っ』







舌が絡まり








離された頃には銀の糸が私たちを繋ぐ









神宮寺「顕嵐なんか捨てて俺にすれば？」









『…それは出来ない』








神宮寺「どうして？顕嵐のこと好きなのかよ？」







『そんなわけないでしょ』








バカバカしい……好きなわけない








ただ、遊んでるの。









だって









偽りの私を好きになった 貴方が悪いんじゃない









神宮寺勇太、貴方もそう









ただ、偽りの姿がバレたから








暇つぶしに遊んでるの









脅されたふりをして…ね？








これは







偽りごっこ のたかが one-piece にすぎない

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