偽りごっこ。___SB(M.A.G.I.C)

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神宮寺side









岩橋「あのさ、そうやって口挟んでくるのやめてよ」




神宮寺「はぁ？手痛がってたからじゃん」




岩橋「べつにそれならAちゃんが言うし」



神宮寺「そんな言えるような空気感出してなかったくせによく言えるよな」



岩橋「なに？自分はAちゃんのことまもったつもりでいるわけ？」



神宮寺「俺は…あいつが大事だから」






そう




岸くんの妹だからじゃなくて



一人の女の子として。






岩橋「それは俺だって同じだし」





神宮寺「だったら相手のこと考えろよ」





岩橋「………っるさい」








バンッ







神宮寺「ちょっと待てよ…っ」









またやっちゃった…






本当は優しく言った方がいいってわかってるのに






ごめんな






頼りないシンメで…








ガチャ






『あっ…』





神宮寺「A…」





ギュッ







神宮寺「えっ…」






『泣きたい時は泣けばいい』





神宮寺「いや、でも…」




『うるさいな、泣けばいいって言ってんじゃん』





神宮寺「……っ」








突然入ってきたAはなんの前触れもなく抱きしめてくれて









それから5分くらいしたら






『よしっ。もう大丈夫だね』






なんていつもの俺の時にしか見せないつまらなそうな顔じゃなくて







キラキラ輝いた笑顔をしてて






それがより一層俺の心に突き刺さって








グイッ








『んっ…』







もしかしたら認めてくれたんじゃないかって





キスをして





神宮寺「…俺、好きだよ」






気づいたら口走ってた言葉







『私には顕嵐がいるから』





そう気まずそうに言う君に







.









.









.









神宮寺「だったら消してあげる」









俺があいつのこと忘れさせるし




姿見せれないようにするから








『本当に？』









そう言うAの顔はすごく キレイ だった



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すいません…
これから入試の方で忙しくなるかもなので少しずつしか更新できません…ご迷惑おかけします。

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