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いつものようにちょこんと席に座る亜紀。
その魂からは微かに呪力が滲み出ていた。
五「…亜紀、どうやって呪力を？」
『…？』
五「ちょっと視せてごらん。」
そう言って、目隠しを外しじっと亜紀を見る。
そもそも死んで魂だけで戻ってくるなんてそんな芸当、呪術でもありえない。
ということは、亜紀本体は生きていて魂と体で分離しているという考えが正しい。
五「そうか……僕にも視えなかったのは天与呪縛か…!!」
初めて亜紀を視た時に呪力を見ることが出来なかったのは、天与呪縛による呪力の縛りと秘匿。
しかし本人の無意識下のリミッター解除で本来の呪力を使い魂と体を分裂させることによって一時的に意識を安全圏へと移している。
その証拠に亜紀の魂からは呪力の残穢が印されている。
亜紀の呪力の残穢を辿れば、本体へと繋がる…!!
五「亜紀、君はまだ死んでいない。一緒に体を取り戻そう。」
今度こそ本当に亜紀を迎えに行くよ。
そう言うと亜紀は大きく目を見開き
『待ってます』
そう微笑んだ。
万が一呪力が切れればまた元の体に戻ってしまうため、一時的に眠ってもらい呪力消費量を抑える。
眠った亜紀の魂は医務室の硝子へ預けた。
硝子は魂を視認できていなかった。
それでも亜紀がいると伝えた空間に向けて、愛おしそうに
家「おかえり。」
と声をかけていた。
五「愛してるよ。」
返事のない亜紀の魂に向けて伝える。
同時に術式「蒼」を発動させる。
五「殲滅だ」
そう呟いて亜紀の元まで飛んだ。
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ﾋﾟ(プロフ) - にゃんこさん» ﾋｪｯｯ…!!嬉しいです頑張ります…!!! (2022年4月22日 16時) (
レス) id: c5f072110e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - こんにちはです。にゃんこと申します。凄く何回読みました。続編楽しみにしています。 (2022年4月22日 11時) (レス) @page27 id: 6ded8b9e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾋﾟ | 作成日時：2022年4月1日 23時
