▲真実-227-▲ ページ10
そのあと降旗は、一応協力すると旨を伝えて、二人と連絡先を交換してからマジバを出た。
二人とも、電話帳のプロフィール画像が同じだった。
緑間と高尾…兄達と一緒に撮った、プリクラ。
緑間が相当めんどくさそうな顔をしている辺り、大方高尾と由貴菜がやりたいと言ったのだろう。
由貴菜がやるなら、真澄も、そしてなんだかんだで付いていく緑間、"仲良し兄妹☆"と大きく書かれている。
きっとどちらの兄妹も、とっても仲が良かったに違いない…。
降「…そうでなきゃ、わざわざ兄を殺.した犯人を探そうなんて、思わないか。」
フフッとプロフィール画像を見て、降旗は笑う。
よかったな、緑間、高尾。
お前ら妹にめっちゃ愛されてるぞ。
降「…明日も黒子の病室に寄るかな。」
協力すると言ったからには、全力だ。
現状、あの日に何が起きたのかを知っているのは黒子テツヤ以外にいない。
だが当の本人は、どんなに迫られようと、その口を割ることはなかった。
…だからかもしれない。
警察は諦めて、赤司征十郎を犯人とする事で、世間やマスコミを落ち着かせた。
黒子が口を割らない理由は分からない、けれど粘り強く待っていれば、きっといつかは…。
降「よし……頑張ろう。」
降旗は、パンッと両頬を叩いて気合いを入れると、そのまま夕日を背にして走り出した。
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一年前
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高「お、真ちゃん達来た!」
由「来たー!」
真「遅くなってごめんなさい…兄さんがラッキーアイテム探してて。
ほら、謝んなよ。」
高「いいよすーちゃん、真ちゃんなら仕方がない!」
にかっと高尾が笑う。
その日は緑間兄妹と高尾兄妹、四人で遊ぶ約束をしていた。
とは言え、妹二人は受験生だ。
あまり遠くに行って遊びすぎないよう、双方親から念入りに言われていた。
緑「…遅れた事は一応謝るのだよ。」
高「わぁお、明日は雪かなw」
由「カズ!早く行かないと並ぶ!」
全員が揃うなり急かす由貴菜をたしなめて、一行は電車に乗った。
行き先は、彼らの家からもすぐ近くの遊園地。
デスティニーランドは受験が終わるまでお預けだった。
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最近Twitterに張り込んでるせいで全然更新出来てなくて申し訳ない…orz
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ファイ - 主人公の死の真相知りたいです。書いて下さるとありがたいです(>_<)いつも応援してますっ!!続編楽しみに待ってます! (2014年4月28日 22時) (レス) id: e6e8d659c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(ayamea)(プロフ) - extraに入らない方が面白かったです。江戸川ちゃんの狂った感じとか、大好きだったのに、残念です。 (2014年4月26日 23時) (レス) id: cea22bda8f (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - 春休みの宿題がおわんなくて、ずーっとパソコン出来なくて久しぶりにみました(^^ゞ黒子ぉぉぉ!!生きててよかったぁぁぁ(ToT)/~~~ (2014年4月8日 23時) (レス) id: e410611b3b (このIDを非表示/違反報告)
ドア?ちゃんと閉めたよ、心配しないで。 - すぃませぇん〜(ぶりっ子風)緋紗絵さぁ〜ん、ちょっとぉ今日の放課後、体育館裏来てくれなぁ〜い?← (2014年4月8日 13時) (レス) id: 1808592c18 (このIDを非表示/違反報告)
snowまろ♪ - そうなんですか・・・僕もちょうど今日から3年!くうrrrrろこっち!!生きてたんすね?!あと、いきなり言ってすみませんが、心肺停止が心配になってますよ〜。 (2014年4月7日 20時) (レス) id: 722b590d3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤司うつほ@失踪するかもしれない | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時:2014年1月8日 6時