奇 蹟 [コード・ブルー]

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「あの、隣いいですか？？」

お昼の時間なだけあって、食堂の席はほぼ埋まっていた。

声をかけられて頭をあげると、そこには同じ救命で働くフライトドクターの候補生の姿があった。

「あ、どうぞ！！」

「南 Aさんだよね！」

そう私へと笑顔でこちらへと顔を向けたのは横峯先生。

髪の毛もふわふわしてるし、美人さんでお人形さんみたいに可愛い。

「そうです！！横峯先生ですよね？？」

それに、名取先生に灰谷先生！と続けていえば「よく知ってるな」と名取先生に変な目で見られた。

「ドクターとナースで違いますけど、一緒に入った同期ですししかもフライト候補生でしたら余計覚えます」

そういえば横峯先生はなぜか目をキラキラさせて手を握ってきた。

「やっっぱり、南さん可愛い！！」
「ええ？？横峯先生の方が可愛らしいです！！」

謎の展開になっていないか...？？

と思い「食べましょう！！」と横峯先生にいえば「はい！」と可愛らしい返事が返ってきた。

「...昼の時間に、何を見せられてるんだ？？」
「でも、仲がいいっていいことだよね」

本当に性格バラバラだよね、3人とも...


私はサラダをモグモグと食べながら目の前で繰り広げられながら、巻き添いにされる会話でお昼休みを楽しんだ。

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