検索窓
今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:31,970 hit

不登校*1148 ページ50

‐赤司side‐


Aの頭をポンポンと撫でる。


「ありがとう。Aはもう寝た方がいい。コクは僕の部屋で預かるから」


と言うとAは頷いて逃げるように居なくなった。
これは……

完全に怯えられてしまったな…


着替えとタオルを持って風呂に向かう。
風呂でも考えるのはAの事。

もし本当に風邪を引いたらAの事だし自分を責めてしまうだろう。

一人で溜め込んでまた………


「ッ!?」

自傷行為を……

僕は慌てて風呂を出て服を着ると髪もろくに乾かさず走ってAの部屋に行った。
Aの部屋を乱暴に断りもせず開ける。

部屋のなかは暗く、静かだった。
どうやらAは言い付け通り寝ているらしく、起きた様子も無くベッドで眠っていた。


「良かった………」

念のためAの腕を見る。
Aの腕には新しい傷はなく、ホッとする。

だけどAの目尻から一筋の涙がAの頬をぬらした。


「厳しく言い過ぎたね。ごめんね」

とAの涙を拭いAの額に唇を落とすとAの額を撫でた。


「おやすみ」

と言ってAから離れた。
机の上にカッターナイフがある事に気付き、今回だけカッターナイフを取り上げた。

Aの部屋のドアを静かにそっと閉め、自分の部屋に戻った。

*****
移行します。
移行したらお知らせします。

P.S.
続編が完成致しました!
続編でもよろしくお願いいたします!

この小説の続きへ→←不登校*1147



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですか!?そうですね……成長しましたよね!!本当に偉いです!← ホッとしていただけて幸いです! コメントありがとうございます! (2016年6月13日 18時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 1148話の赤司様が『また...自傷行為を...』と思ったシーンでこちらまで一瞬顔が青ざめた気がしました...それにしても自傷行為をしなかった夢主ちゃん成長しましたね...!!!読み手としてもホッとしました(* ´ω `*) (2016年6月13日 18時) (レス) id: f18abc384d (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 十六夜さん» 赤司様が夢主ちゃんを溺愛すればするほどキャラ崩壊が激しいんですよね………元々赤司様はそんなキャラじゃないので… キャラ崩壊させてすみません… ありがとうございます。頑張ります! (2016年5月1日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 赤司君やはり神ですか(真顔)なんですかカッコよすぎるんですよ、とか言って地味にキャラ崩壊してる今日この頃です。ずっとファンなので頑張ってください。 (2016年5月1日 21時) (レス) id: 9ddb2a13a1 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - けーじろーさん» はじめまして!長いですよね(笑) 文才なんてありませんよ!これを文才と言ってしまえば世界が滅びます← これからも頑張ります!ありがとうございます!! (2016年4月26日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年4月26日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。