不登校*1134 ページ36
‐赤司side‐
「美味しいよ」
と言っただけなのにAははにかんで笑った。
その笑顔の可愛さに顔が熱くなる。
Aは俯いてコクの相手をしていた。
大袈裟にAに愛を伝えていると思われている様だが、そんなことない。
寧ろまだ足りないくらいだ。
Aと出逢う前にどこかで聞いた“言葉にできないほど愛している”と言う言葉を昔は馬鹿馬鹿しいとさえ思っていたが、つまりはこういうことなのだろう。
言葉では伝えきれない程に、Aが愛おしい。
Aの欠点さえも僕には長所にしか見えない。
「A、愛しているよ」
とつい口をついて出てしまった言葉にAは顔を赤く染めてコクを顔の前に出した。
可愛い。
本当はもっとちゃんと伝えるつもりだったのに、勝手に出てしまった。
それだけAを愛していると言うことかな。
この僕の心では溢れてしまう程のAへの愛をAにどう伝えれば良いのだろう。
Aの手を掴むとコクは藻掻いて降りるとベッドに行った。
僕はAの手を机に付けると手を重ねてAを見つめる。
「Aが僕の彼女なのは僕にしたら凄く自慢な事なんだよ」
「え……そ、そんな……私は自慢出来るような綺麗でも無いし…性格だって面倒臭いし……私なんて全然自慢にも…」
と言うAの手を強めに握る。
「確かにAは綺麗というより可愛い。僕には理解が出来ない。何故Aは面倒臭いと言われるのか。僕は一度もそんなこと思ったことはない」
57人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですか!?そうですね……成長しましたよね!!本当に偉いです!← ホッとしていただけて幸いです! コメントありがとうございます! (2016年6月13日 18時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 1148話の赤司様が『また...自傷行為を...』と思ったシーンでこちらまで一瞬顔が青ざめた気がしました...それにしても自傷行為をしなかった夢主ちゃん成長しましたね...!!!読み手としてもホッとしました(* ´ω `*) (2016年6月13日 18時) (レス) id: f18abc384d (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 十六夜さん» 赤司様が夢主ちゃんを溺愛すればするほどキャラ崩壊が激しいんですよね………元々赤司様はそんなキャラじゃないので… キャラ崩壊させてすみません… ありがとうございます。頑張ります! (2016年5月1日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 赤司君やはり神ですか(真顔)なんですかカッコよすぎるんですよ、とか言って地味にキャラ崩壊してる今日この頃です。ずっとファンなので頑張ってください。 (2016年5月1日 21時) (レス) id: 9ddb2a13a1 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - けーじろーさん» はじめまして!長いですよね(笑) 文才なんてありませんよ!これを文才と言ってしまえば世界が滅びます← これからも頑張ります!ありがとうございます!! (2016年4月26日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年4月26日 7時