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不登校*1126 ページ28

「……いらっしゃったのですか」
「居たら悪いかい?ここは私の家だよ?」


と言われると征くんは黙る。
征くんと赤司さんも十分冷たい空気がある。

小さい頃からそうだったのかな……
いや、征くんだってちゃんと愛情を受けて育った筈。

だから何かを愛せる。


「はじめまして、ですね。征十郎の父です」


と赤司さんは自己紹介する。
私は何とか征くんの腕の中から抜けて蒼太を見ると蒼太はお母さんの後ろに隠れていた。

赤司さんの威圧感に負けてる……


「征十郎。受験の準備は出来ているんだよな」
「はい」

と征くんは答える。
征くんの手を握ると征くんは握り返してくれた。

「恋愛をするのは構わないが、恋愛ばかりで勉強を損なうな。全てに完璧でこそ赤司だ。いいな」
「…はい。分かってます」

と征くんはグッと私の手を強く握った。

征くんは俯いていて、下唇を噛んでいるのが身長差的に見えた。


“完璧”は征くんにとってプレッシャーでしかない。
それは誰でも同じ。

征くんは真面目だから。
一で頼んだら十で返してくる様な努力を沢山してきて、お父さんから沢山の期待をされている。

征くんにはプレッシャー…なんだよね……


「あ、あの……征くんはもう十分完璧だと思います……部外者の私が言って良いことじゃないと思いますけど……ご、ごめんなさい…」

と恐怖のあまり頭を下げて謝ると征くんの後ろに逃げる。


「…Aちゃんや、他の人間が完璧だと思っても私は思わない」
「Aに矛先を向けるのはやめてください。Aは関係無いです。僕を庇ってくれただけです」

と征くんは一歩ずれて少し早口で言った。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですか!?そうですね……成長しましたよね!!本当に偉いです!← ホッとしていただけて幸いです! コメントありがとうございます! (2016年6月13日 18時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 1148話の赤司様が『また...自傷行為を...』と思ったシーンでこちらまで一瞬顔が青ざめた気がしました...それにしても自傷行為をしなかった夢主ちゃん成長しましたね...!!!読み手としてもホッとしました(* ´ω `*) (2016年6月13日 18時) (レス) id: f18abc384d (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 十六夜さん» 赤司様が夢主ちゃんを溺愛すればするほどキャラ崩壊が激しいんですよね………元々赤司様はそんなキャラじゃないので… キャラ崩壊させてすみません… ありがとうございます。頑張ります! (2016年5月1日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 赤司君やはり神ですか(真顔)なんですかカッコよすぎるんですよ、とか言って地味にキャラ崩壊してる今日この頃です。ずっとファンなので頑張ってください。 (2016年5月1日 21時) (レス) id: 9ddb2a13a1 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - けーじろーさん» はじめまして!長いですよね(笑) 文才なんてありませんよ!これを文才と言ってしまえば世界が滅びます← これからも頑張ります!ありがとうございます!! (2016年4月26日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年4月26日 7時

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