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不登校*1110 ページ12

私は征くんの胸板に顔を埋める。

征くんは私の頭を撫でてくれた。


「今日は甘えん坊の日かい?」

と聞かれて頷く。
征くんの背中に手を回してみる。

怒られないかな……
大丈夫かな……


「じゃあ今日は僕が甘えるのが我慢の日だね」

と征くんは言いながら私を抱き締める。

征くんの腕のなか……暖かい。
ふふっ。

「なにニヤついているんだい?」

と征くんは私のおでこにおでこを合わせてほっぺを引っ張った。
征くんは私の目を見て微笑む。


「ニヤついてまひは?」
「何を言っているのかよく分からないな。もう一度言ってくれ」

と征くんは微笑みながら言う。

絶対分かってる筈だ。
この顔。


「意地悪」
「あれ?先程とは言っていることが違う気がするのだが?」

と征くんは私のほっぺを離すと撫でて言う。

征くんは引っ張った方のほっぺにキスをして親指でまた撫でる。


「ふふっ。朝から可愛いね」

と征くんは私の唇を撫でてキスをしてきた。

啄む様な甘いキスを繰り返す。
征くんは私の後頭部を押さえている。

その時ドアが勝手に開いて蒼太が入ってきた。


「姉ちゃん、赤司さん朝御飯………」

と蒼太が言うと数秒間固まる。


「ごめん。邪魔した」

と蒼太はパタンとドアを閉める。
それによってハッとする。

征くんとバッと離れて私はすぐに蒼太を探した。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - アオイさん» 本当ですか!?そうですね……成長しましたよね!!本当に偉いです!← ホッとしていただけて幸いです! コメントありがとうございます! (2016年6月13日 18時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 1148話の赤司様が『また...自傷行為を...』と思ったシーンでこちらまで一瞬顔が青ざめた気がしました...それにしても自傷行為をしなかった夢主ちゃん成長しましたね...!!!読み手としてもホッとしました(* ´ω `*) (2016年6月13日 18時) (レス) id: f18abc384d (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 十六夜さん» 赤司様が夢主ちゃんを溺愛すればするほどキャラ崩壊が激しいんですよね………元々赤司様はそんなキャラじゃないので… キャラ崩壊させてすみません… ありがとうございます。頑張ります! (2016年5月1日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 赤司君やはり神ですか(真顔)なんですかカッコよすぎるんですよ、とか言って地味にキャラ崩壊してる今日この頃です。ずっとファンなので頑張ってください。 (2016年5月1日 21時) (レス) id: 9ddb2a13a1 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - けーじろーさん» はじめまして!長いですよね(笑) 文才なんてありませんよ!これを文才と言ってしまえば世界が滅びます← これからも頑張ります!ありがとうございます!! (2016年4月26日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年4月26日 7時

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