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不登校*857 ページ9

私の涙指で拭いてくれた後に太股をトントンと指で叩いた。

するとコクが赤司さんの膝の上に乗った。


「お前じゃない。僕はAに言ったんだ」

と言いつつも赤司さんはコクを抱き上げる。
コクを降ろすと私の頭を撫でた。


「Aは優しいね」

と言われる。

首を振ると赤司さんは私の頭を撫でながら、


「優しいよ。人のために泣けるんだから」

と言って微笑む赤司さん。
人のために泣いている訳ではない。

ただ皆を悲しませてる自分が許せなくて、何も出来ない自分が悲しいだけ。


「おはよう」

と言われる。


「お、おはよう、ございます………」

と言うと赤司さんはニコッと微笑んで私の頭をぽんぽんと撫でた。


「自分を責めるのではなく、なんなら嫉妬してくれた方が良かったんだけどね」

と言って笑う赤司さん。

ヤキモチはいつも妬いてる。
ただ言わないだけで。

コクにもいいな…ズルいな…って思うことはいつもの事だし、赤司さんのお母さんにもいいな…なんて思っちゃった事もある。

赤司さんの心のなかにずっと居られる存在でいいな…って。


「今日は何しようか」


と言いながら私の頭を撫でる赤司さん。

私は赤司さんを見上げる。
赤司さんは微笑みながら頭を撫でてくれて、なんだか嬉しい。

もう少し撫でてほしいな……

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時

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