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不登校*896 ページ48

征くんは私を抱き締めると私の至るところにキスをする。
こんなんじゃいくら心臓があっても足りない…

「ねぇ征くん」
「ん?なんだい?」
「征くんは私を軽々持ち上げるけど、無理しなくていいよ?」


と言うと私を抱き締めながら、


「無理じゃないさ。Aくらい持ち上げられて当たり前だよ。全然重くない」

と眠そうに掠れた声で言われる。

その声にドキッとする。


「Aを持ち上げられない程僕はひ弱じゃない」
「膝の上に座ってる時…疲れない……?」


私自分の体重も支えられないほどひ弱な足なのに……
某赤ジャージの引きニートくんと同じ、ゴボウより少し太い足なのに……


いや…
いつも走り込みしてる人と比べちゃダメだよね。


「疲れない」

と言って私を抱き締める征くん。

征くんの心臓の音が心地いい。
少し早い征くんの心臓の音がよく聞こえる。

それが心地いいんだ。


「疲れてたら降ろすから。だから大丈夫」

と言って私の頭を撫でる。


少し眠そうな征くんの声にキューッと心臓を縛られる感覚に襲われた。

眠そうな声もカッコいい。

中も外もカッコいいなんてズルいよ。


「征くんの背中に手回してもいい…?」

と聞くと征くんが私を少し離して、駄目だったのかなと思ってると私の手を征くんの背中に回した。

そしてまた征くんは私を抱き締める。

本当はもう少し話していたいけれど、征くんが眠そうだから征くんの胸に顔を押し付けて目を閉じる事にした。


「おやすみ、A」
「おやすみなさい…征くん」

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時

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