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不登校*889 ページ41

「せ、征くん………くるし…」

と言うと征くんは少しだけ力を抜いてくれた。


「風邪引いちゃっても知りませんからね」
「そしたらAが看病してくれるだろう?」

と言われる。
不意打ちに甘い声で甘えてくるのはずるい。

頷くしかないじゃんか。


「してあげないことはないですが、自分から風邪引くような人にはしません」
「ふふ、ややこしい言い回しだね。でもそんなAも可愛いよ」

と言いながら私の頭のてっぺんに頬擦り付けてくる征くん。

つい癖で赤司さんって言いそうになる。


「お世辞は嬉しくないです」
「お世辞じゃないよ。Aがお世辞じゃ喜ばないのを知っていてお世辞を言うわけないだろ?」

と言われる。


「それとも照れ隠し?」

と私の顔を覗き込みながら言う征くん。
目が合って恥ずかしくなり征くんの肩に頭を乗せる。

征くんはクスクス笑う。


「やっぱりAは可愛いね」

と言いながら征くんは私を強く抱き締める。


「あー…コホンっ。申し訳ありませんが私達がまだ居ることお忘れになられてます?」

と葵さんの声がしてハッとする。
忘れてた。

「忘れてない。早く出ていってほしいと思っていたよ」
「富田さん。出ましょうか」

と柳瀬さんの声がすると「それもそうですね」と葵さんが言った。


「こうなったら開き直って、二人の空間を作るので思う存分イチャイチャしててください」

と言って二人が出て行くのがわかった。


て言うか、征くん気付いてたなら教えてよ。
と心のなかで文句を言う。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時

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