不登校*881 ページ33
‐赤司side‐
「本当に可愛いね、Aは」
と呟く様に言いながらチラッとAを見る。
「かわっ……!?そ、そそそんなこと…!」
と耳まで赤くして否定するA。
もっと自分に自信持つべきだと思うけどね。
この僕が溺愛する程なんだから。
「Aは色が白いから顔が赤いとすぐに分かるね」
と言って足を止める。
僕がいきなり止まるからAは僕に引っ張られ僕に抱き締められる体制になる。
「わわっ……!ご、ごめんなさ」
と顔を赤く染めながら僕から離れようとする。
そんなAの前髪を上げて額にちゅっとリップ音を立てて唇を落とした。
「へっ…!?」
「ほら可愛い」
と言って頭を撫でてあげていると視線に近い何かを感じてバッと見る。
何かキラッと光った気がしたがよく見ると何もない。
気のせいだろうか。
でもなんだろう。
この胸騒ぎは。
「赤司、さん?」
と撫でていた手を止めたからかAは不安そうに僕を見る。
見るのは構わないが上目遣いは止めようか。
「ううん、なんでもないよ。帰ろう」
と数回軽くぽんぽんと撫でる。
僕が歩き出すとAはちゃんと付いてくる。
僕の手に簡単に収まってしまうほど小さなAの手を感じながら幸せに浸る。
あまりにも小さな手だから僕の手のなかから簡単に抜け出せてしまうのではないだろうか、なんて考えて。
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時