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不登校*871 ページ23

‐赤司side‐


Aは顔を赤くさせながら僕の胸に手を添えている手を見ている。

Aからキスされたときは今よりもっと心臓がうるさかった。
目を固く閉じて、顔を赤く染めながら仕掛けてきた初々しいキスが可愛かった。


「仲直りしよっか」


と言うとAはコクンと頷いた。
そんなAの頭を撫でる。


「ねぇA」

とAに声をかけるとAは戸惑いながら僕を見る。


「僕の事、好き?」

と聞いてみた。

Aは顔を真っ赤にすると頷いた。


もう少し意地悪な質問をしてみようか。

「じゃあ。好き、大好き、愛してる。どれだい?」

ニヤけそうな口元をなんとか隠し、Aに問い掛ける。

Aは「へっ……!?」と顔を赤くさせたまま顔を逸らす。


僕の胸に置く手にキュッと力を込めるA。


「………る…」
「ん?なんだい?」


聞こえてはいないけれど言っている事は分かりながらそうやって聞く僕は、本当に性格が悪いと思う。

Aをいじめる事に少し楽しさを感じ始めている。


「あ、愛してます……!」

と言うと僕に倒れ込んでくる。

「こ、こんなこと言わせないでくださいよ……」

と言うAの後頭部と腰に手を回してAを抱き締める。


「すまない。Aが頑張ってくれたから僕も」

と言いながら然り気無くAの耳元に口を近付ける。


「言葉じゃ表せないほどAを愛してる」

これからは出来るだけ『愛してる』と言うのは少なくしよう。
『愛してる』は本当だから言葉が薄くならないように。

でも一日一回は言いたいかな。
その他は『好き』という言葉で埋めていこう。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時

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