【黒子のバスケ】関わらないでください17【赤司征十郎】

不登校＊843 ページ15

‐黒子side‐


Aさんとじゃれあうコクを面白くなさそうに睨み付ける赤司くん。
ここまで分かりやすく嫉妬しているのに気付かないAさんはある意味すごい。

そして赤司くんは可哀想でしかない。


赤司くんの僕等を見る目は冷たいのにAさんに向ける目はとても優しく温かいもの。
それは誰もがわかること。

本当にAさんが好きなんでしょうね。

赤司くんがここまで依存するのは初めてだと思います。

初めの印象はきっと誰でも"素っ気ない""クール"だと答えるでしょう。
でも実はそんなことはなく、気さくで優しく、とても可愛らしい方だ。

ただ素っ気ない態度を取ってしまうのは、怯えているだけであって本当なら一言話すことすら怖いのだろうけど、それでもちゃんと答えるのだからすごく頑張っているのだと思います。


対人恐怖症を必死に克服しようと頑張る姿に、赤司くんは惚れたのですかね？
きっと他にもあるのでしょうけれど。

Aさんの魅力は沢山ありますから。


「うっ……！」
「A。大丈夫かい？薬飲むかい？」

と一目散にAさんに駆け寄る赤司くん。

Aさんを傷付けたり、奪おうものならその方きっと赤司くんにオヤコロですね
鋏さんチョキチョキです

僕は自分の命が惜しいのでその争奪戦に参加する気はありません。


「だ、大丈夫ですよ…赤司さんはいつも心配し過ぎです」

と苦笑するAさん。
赤司くんはAさんを抱き締める。

「心配だよ。心配するに決まってるだろう？」

と絶対僕等に言わない言葉をAさんに簡単に言う赤司くん。

恋って怖いですね

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