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不登校*862 ページ14

‐赤司side‐


Aの頭を撫でているとテツヤが口を開いた。


「頭突きはいいですが、Aさん。手は大丈夫ですか?」

とAに聞くテツヤ。
Aはテツヤの方を向くと頷いた。

今まで忘れていたけど痛み止めは一応処方されているんだ。
流石にもう麻酔の効果はないだろう。


「A、痛かったら言っていいんだからね?痛み止めはあるんだから」

と言うとAは頷いた。

Aの頭を撫でて絡めていた指を離してあげるとAは僕の上から退いて、ベッドから降りるとキョロキョロと見渡した。


「どうしたの〜?」
「あ、いや……コクが見当たらなくて…」

と言いながら部屋を見渡すA。

普通に探すなら探せばいいのだけど。
別にどこかの誰かとは違って見られて恥ずかしいものは置いてない。


「コクかい?コクならベッドの脇だよ」
「へ?脇!?」

と驚く声をあげるAに、僕はコクのいる場所を指差す。


「どうやらそこが気に入ったらしくてね。出てこないんだよ」

と言うとAはベッドの隙間を覗き込む。

「わっ…!コク…!ここにいたの?なんでまた隙間なんかに………」
「にゃ〜」

と呑気に鳴くコクに苦笑を向けるA。

僕も見付けたときは苦笑だったよ。
コクの鳴き声に起こされたんだけど……

まぁけどそのお陰でAの寝顔が見れて良かったが。


「コク、おいでっ」


とコクを呼ぶA。
面白くない、と思いながらベッドから降りた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - あすかさん» ご心配お掛けしてしまって申し訳ございませんでした!! 大丈夫な事は大丈夫です! 本当に申し訳ありませんでした!続編が出来ましたので、続編でもよろしくお願いいたします! (2016年2月2日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新頑張ってください! (2016年2月1日 23時) (レス) id: 4f24860843 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - 更新速度結構落ちてますが大丈夫ですか? (2016年1月29日 2時) (レス) id: a0851de5f9 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 気まぐれミスディレクションさん» ありがとうございます!!そうですね!私も個人的に二人のイチャイチャ好きなのでイチャイチャさせます!(宣言)← ありがとうございます!!頑張ります!! (2016年1月13日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年12月29日 15時

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