不登校*695 ページ47
‐赤司side‐
Aの笑顔にドキッと鼓動がうるさくなる。
「赤司さん?」
Aは心配そうに僕の顔を覗き込んでくる。
その目にもドキッとするのだが…
「なんでもないよ」
と言ってAの額に口付ける。
Aは顔を赤くして額に手を置いた。
「ふふっ。可愛い」
とAの頭を撫でるとAの頭から湯気が出てきた気がした。
「『可愛い』は良いですけど、いちゃつくなら他所でやってください。それとその可愛い可愛いAさんの折角のお料理が冷めちゃいますよ」
と佐藤に言われる。
佐藤は黙々と一人で父さんの分を運んでいる。
Aは腰が抜けたのかヘナヘナ〜…と座り込んでしまった。
「大丈夫かい?」
と顔を覗き込んで聞くとAは顔を逸らして頷く。
でも大丈夫そうには見えない。
「ちょっと待ってろ」
と言ってまずはAの作ってくれた料理を運んでいく。
厨房に戻るとAはまだ座り込んでいて、Aの膝裏と腰に手を回してAを抱き上げる。
「へっ……!?あ、あの…!」
「いいから。あんまり暴れると落ちちゃうよ?」
と言うとAは大人しくなる。
「ん。いい子」
と今に限って手が塞がり頭を撫でられない。
リビングに行くと名倉がAの椅子を引くけどAの座る椅子には座らせない。
名倉は察したのか呆れた顔で僕の椅子を引く。
「え……!?や、あ……え…!?」
僕の膝の上に座らすとAは慌てる。
46人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時