【黒子のバスケ】関わらないでください13【赤司征十郎】

不登校＊690 ページ42

赤司さんは意外にも結構喜んでくれた。
も、もし、私達が夫婦なのであれば…こういう人を愛妻家って言うのかな……？

い、いやいやいや！
なに想像してるのさ！私！
で、でもちょっと想像してみただけだから悪いことじゃないよね！
本当にちょっとだけだもん！

ちょっと…だけ、だから…


妄想してみるだけいいよね？


「赤司さんって子供欲しいですか？」

と何気なく聞くと赤司さんはむせ始めた。


「だ、大丈夫ですか…！！？」

私は慌てて赤司さんの背中を擦ってあげる。
赤司さんは数回咳をすると一回咳払いをして呼吸を落ち着かせた。


「いきなり何を言うんだ」


と私を見ながら言う赤司さん。
赤司さんの顔はどこか赤い。

「え？ただ興味本意で…結婚したら子供欲しいのかな？って。でも赤ちゃんって実際どうやったら出来るのかわからないんですけどね…」
「…そうだね。Aには保健体育も勉強してもらわないとだね」


と赤司さんは溜め息を吐きつつ言った。

やっぱり赤ちゃんが出来るのを知るなら保健体育の勉強が必要なのかな。
今までお母さんにはなってみたいとは思ってたけど、人間はどうやって作られるのかわからなくて産むのはお母さんなのになんでお父さんが居るのか不思議なくらいだった。


でも赤くなる事だったのかな？
赤司さんが赤くなる程だから相当な事なのかな？


「で、赤司さんはお父さんになりたいですか？」
「それはAと結婚したという前提で…かい？」


と赤司さんの予想しなかった質問に驚く。

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