不登校*685 ページ37
‐赤司side‐
「赤司さんの最期を見届ける事が出来るのであれば、多分私は笑顔で赤司さんの最期を見届けます」
「最期にAの笑顔が見れたら幸せだね」
とAの頭を撫でながら言う。
頭を撫でてやらないと泣いてしまいそうだから。
泣いても別に構わないのだけど…
ちゃんと僕はここに居るよって安心させてやりたい。
「初七日の期間は泣かない様にします。でもそのあとに思いっきり泣きます。そのあとは分かりません」
Aは淡々と話すがその言葉はAの優しさに包まれていて、より一層愛おしく思う。
僕の死後新しい恋人を見付けてほしくないという気持ちもあるが、新しい恋人を見付けて幸せな人生を歩んでほしいという気持ちの方が多い。
「もう…良いですか?赤司さんが居なくなっちゃうなんて考えたくない……」
「うん、もういいよ。ありがとう。嫌な気持ちにさせてごめんね」
とAの頭を撫でる。
Aは首を振った。
「僕はちゃんとAの傍に居るから」
「私もですよ」
と言ってAは僕の目をジッと見つめながら言う。
その目で見られるのは困る。
Aはなかなか人の目を見つめる事はないから余計に、僕が直視できなくなる。
「合宿って私何すればいいんですか?」
「基本的に裏方で料理を作ってくれていればいいよ。もし一人が寂しくなったらちょくちょく僕の所に来てくれても構わない」
とAの髪を耳にかけながら言った。
46人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
扇(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時