【黒子のバスケ】関わらないでください13【赤司征十郎】

不登校＊677 ページ29

赤司さんはパニックになる私をクスクス笑う。

元はと言えば赤司さんが私に下から掬うような優しくて甘いキスをしたのがいけないんだ。
赤司さん、いつも優しくて甘いキスをしてくれるなぁ……

…ってなに考えてるの！私！
違うでしょ！


「ふふっ。可愛い」


赤司さんは私のおでこにちゅっと唇を落とす。

それだけで許してしまいそうになる私は、赤司さんに凄く溺れちゃってるのかな…？
最初の印象は何も感じなかったけど。

まぁ綺麗な顔してるなぁ…とは思ったくらいでまさかこんなに好きになるとは思わなかった。


やられっぱなしもやっぱり嫌なので、私は赤司さんのほっぺにキスをした。

初めて自分から起こした事に恥ずかしくて仕方無い。

「え…っ」

赤司さんは驚いた顔で私を見る。


「し、仕返しです…！私だって、やるときはやります……から…」


と恥ずかしくて目を逸らしながら言うと赤司さんが何も言ってくれなくて、赤司さんを見ると赤司さんは顔を赤くしていた。

それを見て私まで顔が熱くなる。

何か話題変えたい。


「チェス教えてくれるんですよね…？」


ふと丁度いい話題を見つけ言う。

「あ、あぁ、そんな話もあったね。今持ってくるからちょっと退いてもらってもいいかな？」

と赤司さんに言われて赤司さんの上から退く。

赤司さんの上に思いっきり居たのに重くなったかな…？

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