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不登校*672 ページ24

‐赤司side‐


Aが戻ってくるのがなんだか遅い気がして心配していると、戻ってきたAは涙目だった。
それなのにAは何もないという。

知ってるよ。
何かまたマイナスに考えて不安になっていたんだろう?


僕は椅子に座ってAを見る。


「何してるんだい?Aも座りな。君が疲れたと言ったんだろ?」

と声をかけるとAは泣きそうだった顔をガラッと変えて笑顔で僕の前の椅子に座る。

僕の前ではどれだけ作り笑顔をしてもすぐ分かる。
それだけ君が好きで、君が心配で見てきていると言うことだ。


その笑顔は泣きそうなAを隠すためのものだろう?

どうして僕に助けを求めない?
どうして僕を頼ってくれない?

どうしていつも一人で抱え込む。

そんなに僕は頼りないか?


好きな女一人も救ってやれない自分に腹が立つ。


「あ、これ…クッキーです」

と出してきたのはどこか不器用にラッピングされた小さな箱。
その不器用ながらも真剣に取り組んでくれるAが愛おしくて仕方無い。


「ご、ごめんなさい……私ラッピングとかそう言うの苦手で…」

と頬を掻きながら笑うA。

「ううん。苦手でも一生懸命頑張ってくれたのだろう?嬉しいよ、ありがとう」
「これからはいっぱい練習して上手くなったらまた赤司さんにプレゼントします…!」

と無邪気な笑顔を見せるAの頭を撫でる。

Aは頬を赤らめながらも笑った。


「それは楽しみだ。でもこのラッピングも可愛いからこれはこれでいいよ」

と言った。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時

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