検索窓
今日:24 hit、昨日:0 hit、合計:61,229 hit

不登校*651 ページ3

「えぇ……っ!?」


顔が熱くなるのが分かった。
それを見て葵さんはクスクス笑う。

私はマカロンを食べてコクを撫でながら誤魔化す。


「本当にあの人子供なんですよ。だからすぐに嫉妬してしまう。でも上手くそれを表せない」
「なんか可愛いですね」
「ふふっ。Aさんがそれほどまでに征十郎様を想っていただけると嬉しいです」


と葵さんは笑う。

勝手にぽろっと出た言葉なのに。
でも赤司さんだから私をドキドキさせられるのだろう。

他の男の人はまず私に近付けない。


「あ…私赤司さん達の合宿に付いていくんだ…」
「そうでしたね〜、お洋服どうなさいましょう?それと一応水着持っていきます?」


と葵さんはクローゼットから服を出して振り返った。

クローゼットの中はだいぶ賑やかになった。
それもこれも全部赤司さんのおかげ。

赤司さんには沢山の恩がある。

だからこそ呼び捨てなんて出来ない。


「私泳げませんしそもそも海水ですよね?」
「ああ……滲みちゃいますか……」


そう。
いくら傷が薄くなってきても、まだ残ってる場所もある。


「なら征十郎様だけでも水着姿見せてあげてくださいよ!」
「え?」
「そうと決まればやっぱりビキニですかね〜」


なんて言いながらクローゼットに服をしまっていく葵さん。

待って待って。
私水着着るなんて一言も……

「いやいやいや…私の水着姿見て赤司さんにどんな得が…」
「もぉ〜わかってませんね〜、Aさんは!征十郎様だって年頃の男の子ですよ!」

と葵さんは言って私を見た。

不登校*652→←不登校*650



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。