検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:61,216 hit

不登校*659 ページ11

‐赤司side‐


「へぇ、こんなところに出るのか」
「はい。約3分くらい時間も短縮できます」

とAは言いながら体の埃を取った。
結構汚れたな…


「すみません、汚くしてしまって…」
「大丈夫だよ」

確かにこの道なら人に会わずに通れる近道だな。
この過酷さが無ければだが。

「それにしてもすごい道だったね〜?Aちん意外とおてんば〜?」
「結構小学一年生くらいの時は木登りするの好きでした」

と照れ笑いをするA。
Aが一年生の時はきっと今とは違う可愛さがあったのだろう。

今も十分純粋だけどもっと純粋だったのだろうな、と想像するだけで可愛く思える。

その時コロコロとAの足元にサッカーボールが転がってきた。


「あ、これ君達の?」
「はい!」


Aはボールを持つと数人の小学生達に呼び掛けた。


「じゃあ行くよ〜ほっ」

Aの蹴ったボールは思いの外コントロールが良くて、綺麗にその小学生達の元にいった。

と言うよりAは小学生相手ならやっぱり対人恐怖症は発症しないんだな。


「ありがとうございま……ってあれ?蒼太のお姉ちゃんじゃん!」
「え!そうなの!?」


と小学生達が集まりだす。

蒼太って学校だと人気者なのか?


「ってことは君達は蒼太の友達かな?」
「そうだよ!蒼太今罰ゲームで皆の飲み物買いに行ってるんだよ!あ、いじめじゃないからね!」
「ちゃんとそれぞれのお小遣いを蒼太に渡してるから!」


とAの周りには小学生が集まった。

仕方無い。
家に帰ったら散々抱き締めよう。

不登校*660→←不登校*658



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

希廃@凜(プロフ) - 閲覧ありがとうございました!コメ返したんで良かったら! (2015年11月24日 23時) (レス) id: f44098770f (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» ありがとうございます!!一度書くと止まらなくなってしまって(笑) 二人のラブラブ感は羨ましいです(笑) でも好きです(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとさんです!パッと見てみたら大量更新されていらっしゃったのでビビりました(笑)やはり二人のやり夢主ちゃんは癒されますね。更新頑張って下さい! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 希廃@凜さん» いえ!時間が空きましたらになってしまいますが、出来るだけ早目に拝見させていただきますね! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - たまきさん» ありがとうございます!!評価だけでなくお気に入りまで……!?本当にありがとうございます!! 一回書くと止まらなくなってしまって(笑)ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月24日 22時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。