【黒子のバスケ】関わらないでください13【赤司征十郎】

不登校＊650 ページ2

マカロンをサクッと食べているとコクが私の体をよじ登ろうとしてきた。


「なぁに？コク」
「にゃあ」

とまさに猫なで声で甘えてくるコク。
コクは私の口元をペロペロと舐めてきた。

「んん…」

コクは私の鼻を舐める。


「コクも征十郎様もヤキモチ妬きですね」

クスクス笑いながら紅茶を淹れる葵さん。


葵さんは私の前に座って私達を見た。


「え？」
「今朝、征十郎様と揉め事があったそうで」
「揉め事…と言いますか……赤司さんが勘違いされたと言いますか…」


と言ってから紅茶を飲む。

葵さんは相変わらず微笑んでいる。
こういうのをガールズトークと言うのだろうか。

いやいや、これは私が一方的に話してるだけだからガールズ"トーク"ではないよね。


なんて思いながら話す。

「勘違いですか」
「はい。私が悪いんですけどね…いくら赤司さんの事でも佐藤さんに向かって『大好きです』なんて言ってしまったから…」


と言うと葵さんは笑いだした。

えっと…私何か可笑しな事言ったかな……？


「征十郎様は本当にヤキモチ妬きだ」
「え？ヤキモチ？だって赤司さんは浮気か不安になったって言ってましたよ？」
「確かにそれもあったかもしれませんが、征十郎様は佐藤さんにAさんが取られてヤキモチを妬いているんですよ」


と葵さんは笑いながら言った。

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