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不登校*627 ページ29

‐赤司side‐


「本当はもっとちゃんとしたところで僕等のペースでやりたかったが…強引ですまない」

とAの目を見ながら先に謝る。

Aは分からないと顔をして僕を見つめる。
僕はAにキスをした。

徐々に深くしていく。
こんなキス、初めてした。


本当はAが心の準備が出来てもっとそういう雰囲気があって、それからキスをしたかった。
ムードもくそもないこの場所で、愛するAを泣かば無理矢理なんて最低すぎる。


Aは最初の方は多少の抵抗をしていたものの、段々と力が抜けてきたのか僕にしがみつく様に肩を掴んでいる。

止まらなくなりそうだけどそろそろ止めないと。


チラッと棗を見ると唇噛み締めて僕を睨み付けていた。
Aは苦しそうに顔を歪めているから可哀想になってきて唇を離す。

するとAは腰が抜けたのか僕の方に倒れこんできた。


「すまない…大丈夫かい?」

と顔を覗き込むとふいっと反対方向を見てしまったが頷いた。


「これでお分かりいただけたでしょう。Aと僕は深く愛し合っていると言う事が」
「生意気な奴だな、お前」
「それがお前の本性だな」


と棗と睨み合う。

棗は舌打ちをして僕を睨み付ける。
僕はAを抱き締めながら、


「お前がとっとと諦めれば見なくて済んだ光景なのに」

と笑ってやる。

生憎僕はいい人じゃないんでね。
好きな人の為なら悪い人にでもなる。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - 扇さん» 一からなんてありがとうございます!!夢主ちゃんが誉めていただけると嬉しいです(笑) ありがとうございます!!頑張ります!! (2015年11月23日 23時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近この作品見つけてパート1からほぼ一気読みしちゃいました!夢主ちゃんがめっちゃいいこで私もこんな子になれたらなー、とか考えてました笑 まぁ無理ですけど笑 更新頑張って下さい! (2015年11月21日 15時) (レス) id: 15b4ebb32c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - せとかさん» ありがとうございます!!夢主ちゃん誉めていただけると嬉しいです(笑) 結構文はグダグダですよ(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月21日 10時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
せとか - いつも読ませてもらってます。かわいい夢主ちゃんにとても癒されます。私もこんな文章書けたらいいのになって思います。これからも更新頑張ってください! (2015年11月21日 0時) (レス) id: c2d5b5d563 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 夏座敷さん» 私も書いているとき結構和んでて、赤司様の言葉(自分で作っている言葉だけど)にはいつも救われます(笑) 素敵なんて勿体ないお言葉ありがとうございます!それは嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!! (2015年11月19日 21時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年11月17日 17時

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