不登校*467 ページ19
‐赤司side‐
Aとの楽しい楽しい夕食は終わり、部屋のベッドの上でコクと遊ぶAを椅子に座りながら眺める。
「コク!お手!」
え……
待て待て。
猫だぞ……?
猫ってお手するのか?
と心の中で突っ込みを入れていると、
「ニャー!」
とAの手を叩くコク。
あ、するのね
と苦笑する。
「おー!コク偉いよ!」
「ニャー」
「それに猫パンチ可愛いよ!」
とAはコクと戯れ合う。
ズルい。
コクばかり。
でも楽しそうに遊ぶAを見ては止めるに止めれない。
「ちょっと…待って……コク…私少し疲れた…」
とそれでもAは楽しそうに腰を押さえながら笑った。
なんだか微笑ましい光景だと思う僕も居れば、コクにAを独り占めされているようで不快に思う僕も居る。
Aがコクに気を取られている隙にAの背後にゆっくり行って、ギシッとベッドを軋ませベッドに乗る。
「赤司さん?」
とAは振り返る前に後ろから抱き締める。
「あ、赤司さん…!?」
と顔を赤くして驚くAを更に強く抱き締める。
「僕だけ仲間外れかい?」
「へ?仲間外れって…?」
「僕だけ放っておいてコクばかり。僕がどれだけ寂しいか分かるかい?」
なんて耳元で言ってやればくすぐったそうに身をよじる。
でもAは首を振った。
「目の前に愛する人が居るのに猫に愛する人を独り占めされて、僕は一人、離れたところでそれを見ている」
とAの肩に額を乗せて、
「僕はこう見えてA限定の寂しがり屋なんだ。相手されなければ寂しいし、他にばかり構っていたら嫉妬する」
だから僕を見てよ、A
91人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - ゆのんさん» ありがとうございます!!年下でした(笑)はい、10月生まれなんですよ~。2月ですか!友達に2、3人居ます(笑)確かに(笑)12月20日の人が羨ましいです!本当にありがとうございます!! (2015年10月13日 15時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 阿部さん» ありがとうございます!!はい!と言うか既に良い一年になりますよ!皆様がこのようにわざわざ祝いの言葉を言ってくださるのですから!本当にありがとうございます!! (2015年10月13日 15時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん(プロフ) - 木戸藍楽さん» お誕生日、おめでとうっ!!(・ω・)年下だったのか・・・。10月うまれかぁ〜・・・。私、2月なんだよね〜・・・。できれば、12月20日がよかったな、自分の誕生日っ! (もう一度・・・)お誕生日おめでとうっ!!!! (2015年10月13日 15時) (レス) id: beb61818e0 (このIDを非表示/違反報告)
阿部 - お誕生日おめでとうございます!この1年がより良い年になるといいですね。そうなることを祈っております^^ (2015年10月13日 13時) (レス) id: 822fc35be1 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 観月さん» ありがとうございます!!いえいえ!そうなんですか!私の周りは結構多いです!来週ですか!早いですけど、おめでとうございます!! (2015年10月13日 7時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年10月7日 8時