不登校*182 ページ34
‐赤司side‐
「すまないが誰か予備の箸持ってないか?」
「あ、じゃあこれあげる〜」
「すまないね、ありがとう敦」
と敦から新しい割り箸を貰う。
芹沢達を見て、
「で?なんだっけ?」
「こいつやべーよ。絶対やべーよ」
と金藤が言う。
「だからこいつもAをホントは心配してる奴の一人だから、使えるんじゃない?」
「Aを好きな奴をこれ以上使いたくないね」
と言って割ってしまった箸をしまって、新しい割り箸で弁当を食べる。
「いいの?裕、これでもAをかなり見てたんだよ?Aを知ってる少ない内の一人だよ?」
「また会わせろと言うのか?」
「そう」
僕は芹沢を見て言う。
「これ以上またライバルを作るのは御免だね」
と言うと芹沢がニヤリと笑った。
こいつ考えてる事が読めない。
「へぇ〜裕、かなりイケメンだもね〜。負けるのが怖いんだぁ〜」
「なに」
「裕にA取られるかも〜なんて考えてるんでしょ?どうせ」
と芹沢が僕を挑発する。
「小学生並の挑発だな」
と芹沢から目を離して弁当を食べる。
「とにかく今食事中だ。見て分からないのか」
「チッ」
芹沢が舌打ちをしたのが聞こえた。
「お前とは仲良くしたくないタイプみたいだ」
「おお〜奇遇だね〜私も〜」
とまた違った意味の火花が散る。
すると突然回し蹴りをされてかわす。
「女子はもっと慎ましい方がいい」
「あんたの好みなんか聞いてないよ!」
と芹沢からの攻撃をかわす。
この弁当だけでも死守しないと。
190人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木戸藍楽(プロフ) - ネギマヨDXさん» ホントですか!!?嬉しいです!夢主ちゃんは私とほぼ同じ設定にして、私自身の勇気づけと同じ様な境遇を持つ方への少しでも励みになれば…と思いこうしました。ありがとうございます!頑張ります!! (2015年10月12日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ネギマヨDX(プロフ) - 私これ読んで赤司さんめっちゃ好きになりました^^あと私と夢主ちゃん少し似ていて夢主ちゃんが自分の壁を乗り越えようとする姿に涙が…T^T私は作者さんを応援しつづけます!!作者さんこれからも頑張ってください!! (2015年10月11日 22時) (レス) id: 54be965391 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 茉莉さん» その方向で書いていくつもりです。 (2015年9月19日 11時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 木戸様、オチは赤司ですか? (2015年9月19日 10時) (レス) id: 75986cfb58 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 妃さん» ありがとうございます! (2015年9月10日 13時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年9月7日 1時