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不登校*8 ページ10

「なに?」
「開けていい?」
「うん」


と返事するとお母さんが部屋のドアを開けた。

「電気くらい着けなさいよ…」
「電気代はPCと充電器とエアコンとストーブだけでいい」
「目悪くなるよ」
「もう悪い」


と眼鏡ケースを手に取る。

裸眼は結構見えないけどその方が人の顔を見なくて安心できる。


だから普段は眼鏡を着けない。



「今日学校どうだった?」
「別に普通だよ」
「須藤先生と話せた?」
「うん」


淡々とした会話をする。
この家で味方なのはお母さんと蒼太が微妙な位置に居るくらいだ。


「不登校でもさ頑張れば定時制の高校入れるのにね」
「そうだね。あの人…それ分からないから」
「うん。定時制の方が都合がいいのに。夜だし、人少ないし」


私は笑いながら言った。

仮面の付けた笑いは私の十八番だ。


「でもね。須藤先生には沢山お世話になってるから、卒業証書を貰ってそれを先生に見せたいんだ〜。それが今の目標」


と言って笑う。
お母さんは笑わなかった。


「Aならきっと出来るよ。須藤先生に恩返しする為にはね、まずは対人恐怖症を治さないとね」
「うん…」


そう。ぶつかる先は、"対人恐怖症"

私の大きな壁だ。


「まぁいつも通り頑張るよ」


いつも通り笑えていればなんとかなる。


私はまた笑った。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - (つд;*)さん» 人気順に載らずすみませんでした…!!シリーズ1は赤司様カラーにさせていただいているのですが……ありがとうございます!!では私は皆さんに飽きずに楽しんでいただけるように頑張ります! (2016年11月6日 9時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - それくらい素敵な作品でした。長文失礼致しました…m(__)m (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - 以前この作品を読んで、凄く印象に残り、また読みたいな~…と思って探していたんです。人気順で。てっきりお星さまは赤色だとばかり思っていたので…。これから私は評価いっぱいして、お星さまを赤色にしたいと思います!!いろんな人にこの作品を読んでもらいたい!! (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 優夢猫さん» 今は不登校生も多く夢主ちゃんのような悩みの方も沢山いらっしゃると思います。そんな方達の少しでもお力になれたらなと私は思います。コメントありがとうございました。いえいえ。そのお言葉が一番の励みになりますよ。これからも頑張ります! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
優夢猫(プロフ) - 続編も、これから見ていこうとおもいます。こんなことをいっても何もならないかもしれないですけど、これからも頑張ってください。応援しています。(長文失礼致しました。) (2016年3月22日 13時) (レス) id: 581d290152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年8月25日 2時

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