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不登校*20 ページ22

‐赤司side‐


いきなり父親に殴られた佐々木。
佐々木はずっと無言で父親を睨んでいた。


回りは驚きのあまり何も言えなかった様だけど、佐々木の父親を見る目が昔の僕と似ていたのに気付く。



すると佐々木は閉め出されたのかペタンと座って玄関を叩いていた。

涙は出ていないものの、代わりと言っても過言ではないくらい父親に殴られた時ぶつけた頭から血が出ていた。


「お父さん……なんで………」


佐々木は気付いているのか気付いていないのか、玄関を叩いていた。
すると中からドンッ!と大きな音がしたあとに、


「うるさい!頭を冷やせ!!」


と父親の声がした。

頭から血を流す娘を置き去りにしてその言葉は酷いな。


僕は後ろからハンカチを差し出す。
僕の手を見るとビクッと反応して僕から後ずさった。


「君は僕が怖いのかい?」

と聞くとブンブンと首を大きく振る。

「馬鹿っ!そんなに頭を振ると…!」


と言ったとき佐々木はふらっとしてなんとか支える。


「君は出血しているんだぞ」

と佐々木の頭にハンカチを添える。


佐々木は目をギュッと瞑って震えていた。

もしかしてこいつ…


僕は佐々木を一度抱えると敦に渡しインターホンを押した。


「Aさんと同じクラスの赤司と申します。Aさんが頭から出血しているので一度預からせて頂きます」


と言うとテツヤ達は驚いた顔で僕を見た。
すると玄関が開いて出てきたのは弟だった。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - (つд;*)さん» 人気順に載らずすみませんでした…!!シリーズ1は赤司様カラーにさせていただいているのですが……ありがとうございます!!では私は皆さんに飽きずに楽しんでいただけるように頑張ります! (2016年11月6日 9時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - それくらい素敵な作品でした。長文失礼致しました…m(__)m (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - 以前この作品を読んで、凄く印象に残り、また読みたいな~…と思って探していたんです。人気順で。てっきりお星さまは赤色だとばかり思っていたので…。これから私は評価いっぱいして、お星さまを赤色にしたいと思います!!いろんな人にこの作品を読んでもらいたい!! (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 優夢猫さん» 今は不登校生も多く夢主ちゃんのような悩みの方も沢山いらっしゃると思います。そんな方達の少しでもお力になれたらなと私は思います。コメントありがとうございました。いえいえ。そのお言葉が一番の励みになりますよ。これからも頑張ります! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
優夢猫(プロフ) - 続編も、これから見ていこうとおもいます。こんなことをいっても何もならないかもしれないですけど、これからも頑張ってください。応援しています。(長文失礼致しました。) (2016年3月22日 13時) (レス) id: 581d290152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年8月25日 2時

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