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不登校*16 ページ18

‐桃井side‐


朝学校に来ると3年B組の下駄箱を見てみると、昨日の子の分の下駄箱はなかった。
他にも探して数えてみると昨日の子の分はやっぱり空いていない。


「なぁ知ってるか?時々3年の生徒が一人増えてる事があんだってよ」
「うわっマジで?こえー」


まるで幽霊みたいな扱いだな……

幽霊なんかじゃないのに。
でもそんなあの子に着いてるあだ名は『幽霊生徒』。

でも噂でかき消されるだけ。


なんで学校に来ないんだろう。


そんなことを思いつつ教室に行く。
教室にはテツくん達が揃っていた。


「あ、ねぇ皆。昨日須藤先生が言ってたけどさ、一年の時に担任って事は一年生から来てないのかな?」


と言ったときテツくんが少し私を睨んだ。

そ、そうだった…
昨日テツくん止めてたんだ……


けど言ってしまったものはもう遅い。


「勉強はまぁどうでもいいとして、出席日数で高校行けないんじゃないのか?」


と赤司くんが言った。

「もう変な干渉は止すのだよ、赤司」

とミドリンも赤司くんを止めた。


「面白そうだと思わないかい?登校拒否に走る生徒の思考って」


正直狂ってると思ってしまった。

でも赤司くんが興味を示してしまえば飽きるまで赤司くんはあの子を追い詰めてしまうだろう。


それはなんだか可哀想………



「すみませんが…僕はその話には乗れません。乗るのであれば僕は彼女を君から守ります」


とテツくんが言うとさすがに皆驚いてテツくんを見た。
でもテツくんの目は本気で、赤司くんを見つめていた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 不登校 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - (つд;*)さん» 人気順に載らずすみませんでした…!!シリーズ1は赤司様カラーにさせていただいているのですが……ありがとうございます!!では私は皆さんに飽きずに楽しんでいただけるように頑張ります! (2016年11月6日 9時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - それくらい素敵な作品でした。長文失礼致しました…m(__)m (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
(つд;*) - 以前この作品を読んで、凄く印象に残り、また読みたいな~…と思って探していたんです。人気順で。てっきりお星さまは赤色だとばかり思っていたので…。これから私は評価いっぱいして、お星さまを赤色にしたいと思います!!いろんな人にこの作品を読んでもらいたい!! (2016年11月6日 1時) (レス) id: f461286a31 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 優夢猫さん» 今は不登校生も多く夢主ちゃんのような悩みの方も沢山いらっしゃると思います。そんな方達の少しでもお力になれたらなと私は思います。コメントありがとうございました。いえいえ。そのお言葉が一番の励みになりますよ。これからも頑張ります! (2016年3月25日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
優夢猫(プロフ) - 続編も、これから見ていこうとおもいます。こんなことをいっても何もならないかもしれないですけど、これからも頑張ってください。応援しています。(長文失礼致しました。) (2016年3月22日 13時) (レス) id: 581d290152 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2015年8月25日 2時

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