さつきの影は現役誠凛高校男バスマネージャー *3*

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さぁってと…久しぶりにやろうかな…



アレ


私が籠からボールを取り出すと黒りんが近寄ってきた


黒)また何か企んでます？



A)まぁね…^^火神くん！



火)あ？？



A)私と１対１…やらない？




火)は？




いや…


「は？」って…


１対１だって



A)とりあえず相手してよ。



そう言うと、火神くんが少し困ったような顔をした





火)え…でも




黒)火神君…君も見たはずです。ストバスで１対６を



火)！？




黒)彼女も、以前はスポーツ選手、さらにはバスケットプレイヤーですから伊達じゃありませんよ
彼女は、キセキの世代が本気を出さなければ勝てないレベルの人です。




説明ありがとう黒りん…でも、少し違うかな

キセキの世代が本気を出さないと勝てないのは、私が仕組んでいるから
彼らに…本気でやるバスケの感覚を忘れてほしくない…





でも、それがいけなかったのかな…




どんなに試合がつまらなくても、私の１対１は笑顔でやってくれてたのに…





「結局お前じゃ俺らに勝てない」





勝敗は変わらなかった…それが余計彼らを…




あの時、ちゃんと本気で私がやっていれば…彼らに「敗北」を知ってもらえたなら
今、



あの日からの出来事を後悔しなかっただろう





あの日…




Ｉ・Ｈから卒業式まで…





彼らを避けるような真似少しでもしなくて済んだだろう

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